ピアノの音と言っても聞く人の印象は様々。
優しい音から激しい音まで出ます。
これって「当たり前」だと思うんですが、
本当の音を知っている人って少ないんですよ。
ピアノを教えている先生でも
意外と知らない方がいるようです。
ピアノを鳴らす演奏が出来る人が少ないからでしょうけど。
鳴っているピアノとはピアノ全体が共鳴している事で、
音量が大きいということではありません。
「切れがいい」「音抜けがいい」も同様な意味合いです。
鍵盤へのタッチ(ハンマーが弦を叩いて発音するスピード)の
コントロールの加減次第なんでしょうね。
でも、本当に少ないですよコントロール出来る人って。
(特にピアニッシモで表現できてる人って・・・)
曲を弾ける様になるには、まずは指が決められて動くように
するのが大変なのだろうけど。
まずは、素晴らしい演奏をホールで生で聴いてください。
(それも、フルコンサート・グランドで)
1回だけでも聴いてないと絶対わからないはずです。
どんなに素晴らしいオーディオでもダメです。
イメージだけで本当の音を知らなすぎます!
最後に音響(PA)などでピアノを表す記号に「PF」「Pf」
と書いていたら、どういう意味か質問されたことがあります。
ピアノの正式名称は「ピアノフォルテ」です。
これは小さい音(ピアノ)から大きい音(フォルテ)まで出せると言うことから付いた名前だそうです。
ピアノしか知らない人が多いです。